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湿原と野生生物
日本最大の湿原である釧路湿原は、様々な貴重な野生動植物の生息地として知られています。 中でも、国の特別天然記念物に指定されている日本で繁殖するただ一種のツル、タンチョウ、が釧路湿原に生息することは世界的にも良く知られています。 タンチョウは江戸時代には北海道の各地に生息していた、とされていますが、乱獲及び環境の変化により減少し、一時期は絶滅したと考えられた時期もありました。 しかし、その後の保護増殖事業を通し個体数を回復、現在は釧路湿原を中心とする北海道東部で見ることができます。
国の特別天然記念物、タンチョウ
希少動物としては、タンチョウをはじめオジロワシやクマゲラ等の鳥類が代表的ですが、魚類(イトウ)、両生・爬虫類(キタサンショウウオ)等 、その他の多くが生息しています。 これら希少動物は、生息のために適した環境が非常に限られており、釧路湿原はそれらの生息地として重要な位置をしめています。
釧路湿原に生息する希少動植物例
分類
名称
環境省RDB
備考
植物
クシロハナシノブ
氷河時代の遺存植物といわれ、釧路地方の湿原のみに分布。
エゾウスユキソウ
海霧に覆われる釧路地方の海岸段丘やサハリンに近い礼文島の海岸にのみ、隔離された状態で分布。
鳥類
オジロワシ
天然記念物
タンチョウ
国の天然記念物。 日本でただ一種のツル。
オオワシ
天然記念物
クマゲラ
天然記念物
ヒシクイ
天然記念物
両生・爬虫類
キタサンショウウオ
釧路市の天然記念物。 氷河期の遺存種。
昆虫
エゾカオジロトンボ
イイジマルリボシヤンマ
ゴトウアカメイトトンボ
-
ハラオカメコオロギ
-
北海道・希少種(暖地性の昆虫)
魚類
イトウ
わが国最大の淡水魚
イバラトミヨ
-
北海道・希少種(暖地性の昆虫)
*環境省釧路湿原自然再生事業資料集より
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