日本最大の湿原である釧路湿原は、貴重な野生動植物の生息地として知られています。 中でも、国の特別天然記念物に指定されている日本で繁殖するただ一種のツル、タンチョウ、がこの地に生息するということは世界的にも良く知られています。 タンチョウは乱獲及び環境の変化により減少し、一時期は絶滅したと考えられた時期もありました。 しかし、その後の様々なタンチョウの保護活動を通し個体数を回復、現在は釧路湿原を中心とする北海道東部で見ることができます。
希少動物としては、タンチョウをはじめオジロワシやクマゲラ等の鳥類が代表的ですが、イトウ(魚類)、キタサンショウウオ(両生・爬虫類)等、その他の多くが生息しています。 これら希少動物は、生息のために適した環境が非常に限られており、釧路湿原はそれらの生息地として重要な位置をしめています。
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