
定期的な洪水に適応してゆたかな野 生生物の生息空間を作っていたア一八川沿いの雑木林・河畔林を復元、11haの耕作地を買上げてうち3haで自然の遷移に任せた成長を見守っています。

自然の湖岸200箇所の底質、生物相などを詳細調査した上で、対象地区(計400m)のコンクリート護岸を除去し、再自然化のため、沖合いへの浸食防止用の石の投入、砂利・土砂敷き詰め、湖岸の土盛り、植林などを実施。

直線化が進んだラドルフツェラー・アーハ川下流部で、切り離された旧河道に再び本川の流れを結合し、水が流れるようにしています。土質が柔らかく機械的な工事が難しいため、ヨシなどの植物を使った堰を利用する予定。

自然の河畔林と粗放的農地により多様な生物生息空間を創出し、地力維持のための農地利用から生まれる草原には、洪水時の氾濫原としての機能を果たさせます。そうした状態をめざし、100年間の農業形態の変化で侵入した低木の伐採や家畜による管理を現在進めています。

川岸の再自然化で戻ってきた希少な草花の環境を守るため、植栽や一部立ち入り禁止区域を設定。

遊泳場の駐車場を、自然保 護地区の動植物生息圏から隔離。