自然再生釧路方式: パイロット事業地 塘路・茅沼地域 事業内容  
塘路・茅沼地域 事業内容


達古武地域の植生分類


塘路・茅沼地域には、シラルトロ湖や釧路川中流を中心とした湿原が広がる中に人々が生活しており、その影響が最も現れやすい場所でもあります。そのため湿原の植物を利用して水をきれいにする方法を地元のベンチャー企業や高等学校と連携して考えるなど、地域の特徴を踏まえた自然再生の方法を話し合っています。


標茶高校で温泉排水の調査へ

標茶町に位置する茅沼地区は、温泉排水が湿原や湖を通って釧路川に流入しています。この状況を踏まえ、湿原内に生育している植物を利用して、温泉排水の水質浄化を試みる実証試験が、地元ベンチャー企業のカムイエンジニアリングと標茶高校の協力により、平成14年12月から始まりました。この試験では、植物の種類による浄化能力・適合性、さらに浄化に要する期間などを把握し、水環境の再生手法の検討に役立てます。
調査は、地元標茶高校に設置しているハウス内で、ヨシ、エンコウソウなど4種類の実験用植物を使って温泉排水の浄化試験を行い、定期的に7項目の水質調査を実施しています。
また、塘路地域における生活雑排水についても、7箇所で排水を採取して水質調査を実施しています。
これらの水質浄化実証試験や生活排水溝の調査結果を基に、塘路・茅沼地域での水環境の再生に向けた具体的な事業計画を検討する考えです。

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