湿原と人: 土地利用の変化(農地面積)  
土地利用の変化(農地面積)

 図は、1970年代と2000年頃の釧路川流域内における農地の分布図を重ねあわせたものです。湿原西側では河川沿いに農地がひろがり顕著な面積の増加がみられます。一方、湿原東側では、湿原域を含む谷底の平地面積が小さいという地形的な制約ため、湿原域に隣接する台地上に平坦地を求め農地が分布しています。この地域では特に塘路湖上流側に位置する農地の拡大が顕著です。このように1970年代以降、湿原域を含む釧路川流域全体の農地は増加傾向にあります。しかし図にはあらわれていませんが、もちろん時代の変化の中で放棄されてしまった農地もがあることも指摘しておかなければなりません。(環境省自然環境情報図)

 
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