湿原と人: 土地利用の変化1976年〜1997年  
土地利用の変化1947年〜2010年

釧路川流域では、1960 年代から都市開発・農地開発が進み、湿原とその周辺部においても、宅地・農地造成、道路整備、河川改修など湿原開発がなされてきました。その結果、湿原面積が直接的に減少した(図5-1)ほか、湿原内へ多くの土砂や栄養塩が流入し、ハンノキ林が拡大するなど(図5-2)、質的にも急速に変化してきました。
湿原の面積は、南部の宅地開発や北部の農地開発で1950 年頃以降徐々に減少しています。1980 年頃以降は、ヨシスゲ群落の面積の減少と、ハンノキ群落の相対的な拡大が進行しました。2004 年以降は大きな変化はありません。

図5-1.湿原域の土地利用・植生の変化

図5-2.湿原の分布の変化(1947 年、1977 年、2004 年、2010 年)
(植生図、地形図、土地利用図、空中写真などを基に作成)

出典:釧路湿原自然再生協議会運営事務局、『釧路湿原自然再生全体構想〜未来の子どもたちのために〜 2015年3月改定版』、釧路湿原自然再生協議会、2015年、P.33-34

 
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