自然環境: 湿原に生息する動物概要  
湿原に生息する動物

日本最大の湿原である釧路湿原は、貴重な野生動植物の生息地として知られています。 中でも、国の特別天然記念物に指定されている日本で繁殖するただ一種のツル、タンチョウ、がこの地に生息するということは世界的にも良く知られています。 タンチョウは乱獲及び環境の変化により減少し、一時期は絶滅したと考えられた時期もありました。 しかし、その後の様々なタンチョウの保護活動を通し個体数を回復、現在は釧路湿原を中心とする北海道東部で見ることができます。
希少動物としては、タンチョウをはじめオジロワシやクマゲラ等の鳥類が代表的ですが、イトウ(魚類)、キタサンショウウオ(両生・爬虫類)等、多くの種が生息しています。 これら希少動物は、生息のために適した環境が非常に限られており、釧路湿原はそれらの生息地として重要な位置をしめています。

釧路湿原に生息する希少動物例

鳥類 オジロワシ 天然記念物
タンチョウ 国の天然記念物。
日本で繁殖するただ一種のツル。
オオワシ 天然記念物
クマゲラ 天然記念物
ヒシクイ 天然記念物

両生・爬虫類 キタサンショウウオ 釧路市の天然記念物

昆虫 エゾカオジロトンボ -
イイジマルリボシヤンマ -
ゴトウアカメイトトンボ - -
ハラオカメコオロギ - 北海道・希少種(暖地性の昆虫)

魚類 イトウ わが国最大の淡水魚
イバラトミヨ - 北海道・希少種

 

前の記事:湿原に生息する動物:タンチョウ | 「湿原を知る」のメニューに戻る | 次の記事:湿原の水環境

メインコンテンツ
 
環境省 釧路自然環境事務所 〒085-8639 釧路市幸町10-3 釧路地方合同庁舎4階
TEL:0154-32-7500 FAX:0154-32-7575 E-Mail:NCO-KUSHIRO@env.go.jp(@を半角に変換してお送りください)
 
 
COPYRIGHT 2005 環境省 このサイト内の文章・画像の著作権はそれぞれの作成者に帰属します。無断利用を禁じます。