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湿原の基礎: 湿原のでき方  
湿原のでき方 

湿原は、低層から中間、高層、そして陸地へと長い年月をかけて変化していきますが、そもそも湿原はどのようにしてできるのでしょうか?湿原のでき方には以下のような三種類があると言われています。



陸化型(りくかがた)

もともと湖であったところに周辺部から土砂がたまり、浅くなった箇所から植物が生えるようになります。寒冷地ではその遺体が泥炭として堆積し、さらに水深が浅くなり、湖は泥炭で埋め尽くされ湿原となります。湿原はその後も堆積を続け高層湿原となり最終的に陸地となります。釧路湿原は陸化型に当てはまります。


沼沢化型(しょうたくかがた)

扇状地の下側から水が湧き出すことによって、水分がたまったところに植物が生えそれらの遺体が泥炭として堆積し、湿原となります。このような湿原は斜面上方の水が湧き出る箇所まで発達していきます。


後背湿地型(こうはいしっちがた)

河川が増水し氾濫が起こった後、河川の両側にはその名残として水分が溜まります。これを後背湿地と呼びますが、そのような箇所の水はなかなかなくならず泥炭が堆積し湿原となります。

 

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